太陽と温熱環境~軒を140cm出した結果~

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軒を1400mmだした
家が完成し、住み始めてから半年ほど経ちました。

図面ではわからない、「実際に住んでみてわかったこと」を思いつきで徒然なるままに書いていくシッリィーーズッ!

パフパフッ!

今回は「軒の深さ」について。

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屋根の軒は深ければ深いほどいいんじゃないか

結論は↑です。

軒を深くした経緯はコチラ。
https://02house.net/blog/abo/02house1944#noki

まず「軒が深い家はカッコいい」という個人的趣向が第一。

あとは

  1. 外壁が傷みにくい
  2. 日差しがコントロールできる

という機能的な面も。

今回は2番の「日差しコントロール」について、実際に住んで感心したことをば。

冬の日差し~真冬の太陽~

まず、新築を考えておられる方は、雑誌や書籍でこんな図を見たことがあると思います。

軒の深さと太陽光

「軒が深いと夏の太陽をシャットアウト出来て暑くなりにくいですよー」の図
夏の太陽
「冬は太陽が低くなるので軒が深くても充分太陽がはいるんですよー」の図
冬の太陽

これを踏まえてまずはこの写真。
撮影は2016.02.28真冬の11:38です。
2月のリビング

吹き抜け上の窓を通して冬の太陽が差し込み、とても暖かいです。
裸足

当然ハダシ。

で、まだ真夏は来ていませんが、初夏、2016.05.22の12:17。
初夏の太陽
この日外気温は30度ありました。

太陽の明るさは取り込んでいますが、太陽光が直接室内に入っていません。

小学校で習った理科を思い出すと、7~8月は5月よりもっと太陽が高くなりますから、当然入る太陽光もより少なくなるでしょう。

2月と5月の比較

140cmの軒はかなり出ている方だと思いますが、出る軒は打たれないので出来るだけ出すしかええんちゃうかしら。

真冬でも暖かい理由

ハダシの写真を載せましたが、基本家族3人ハダシでTシャツ(長袖・半袖)でした。

一冬を通して。

もちろんすべてが太陽のおかげではありません。

言うまでもなく「薪ストーブ」を切らさず焚いていたことが暖かかった一番大きな理由です。

それプラス、

が相互作用したのだと思います。

でも、上記した中ではやはり「太陽のエネルギー」に一番驚きました。

太陽の暖かさ、パネェ。

家を建てようと考えていた時は「太陽光発電」をもっとシンプルにした「そよ風」にかなり興味があり、導入も検討しましたが設置しなくて良かったと思います。

機械を導入して「暖かさを作り出す」よりも、自然の「太陽」をそのまま取り入れられるよう設計してもらうのがベスト。

太陽は壊れないしね。

太陽はもっともローコストでパワフルな暖房源

朝起きて「家族のために」と薪を放り込んで家を出ますでショ?

で、帰宅すると「朝薪を入れすぎんな昼間暑くてかなわん」とヘイトスピーチ。

良かれと思ったのにネ。

こういうことが数日続いたある休日、晴天。

その日は朝起きてかぁちゃんの言うとおり少な目の薪を入れましたヨ。

昼間になると熾も少なくなってきましたが、確かに差し込む太陽で充分あたたかいゾ。

ほんわかーっとやらかい暖かさでス。

”あーほんまにこれやったら真冬でも晴れてる昼間はストーブいらんなー”

と身体で理解しましタ。

実際1~2月の真冬でも昼間は焚かないこと多かったです、晴れている日はネ?

これも工藤住環境設計室さんに太陽の光と軒の長さを充分検討し設計していただいたおかげですヨ。

これから家を設計する、もしくは設計中の方はこの太陽エネルギーを活用しないテはないですゾ。

冬は充分暖かく過ごせる家だとわかりましたが、真夏はどうでしょうかネ?

エアコンは1階にある1台のみの02家。

「エアコンクソ喰らえ!」が設計コンセプトでス。

しかしエアコンなしでこのクソ暑い日本の夏をクソ乗りきれるのかしらン?

(クソ真夏につづくソ)

おまけ 残り湯の温度

1月のその日は22時に遅めのお風呂に入りました。

んで、翌日。

”今日は早めにお風呂しよー”

と20時頃お風呂場へ。

前日のお湯抜いてお風呂洗おう、とフタ取ったらば「ホワッ」と暖かい空気が。

やさしく頬を撫でた、2016、冬。

手を入れると確かに暖かい。

「ぬるい」です。

さっそく薪ストーブ用の放射温度計で計測したのがこちら。

お風呂の温度

31度ありました。
撮影したのが2016.01.12の19:56。

すげーお風呂沸かして20時間以上経ってんのに30度以上あるんか。

断熱材やら土壁の保温性やら「家自体」の性能もあるんやろうけど、最近のユニットバスはすげーなー、というお話。

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コメント

  1. あり より:

    このシリーズ、待ってました。

    つくりっぱなし、産みっぱなしは良くありません。
    メンテも含めて末永くブログ報告お願いします。
    楽しみにしていまーす。

  2. 02 より:

    あり様

    コメントありがとうございます。
    なんか薪ストーブのことばっかり書いてたので。

    メインであるおうちのことも書いていきます。

    なんやかんやありますので。

  3. Mrうー より:

    日本家屋の良いところ
    先人の知恵は素晴らしい

    さらに西側に落葉樹
    北側に針葉樹を植えるとよいですね

  4. 02 より:

    Mrうー様

    コメントありがとうございます。

    >先人の知恵は素晴らしい

    いやー本当にそう思います。
    先人の知恵プラス現代の素材が最強ちゃいますやろか。

    ガルバリウムなんかも安くて軽くて瓦より地震に強いみたいですし。

    >さらに西側に落葉樹
    >北側に針葉樹を植えるとよいですね

    あ、西側は西日ですか。

    北側は植樹スペースがありませんが、針葉樹なんですね。

    庭造りもボチボチやってますので(かぁちゃんが)参考にさせていただきます。