薪ストーブでいこう！其の弐拾六～2017年の薪を集めよう2回目　イチョウまるごと一本やっつける 編～

何かタイトルが一瞬だけ流行った90年代J-POPの曲名みたいに長くなっとるな。

SEO的にもブブー、残念、やな。

まぁええか。

薪・ホットライン2本目はイチョウの木まるごと

先日「松の木と杉、桜は要らんか？」と連絡をくれたカヨちゃんから再度の電話。

”敷地のイチョウを切り倒したけど、要らんか？”

要ります要ります、すぐに行きます～

薪には適してるの？イチョウの木まるまる一本

現場に到着。

でかーーー。

まるまる一本はハ・ジ・メ・テ。

これ全部薪にしたら何日分くらいあるんやろか？

イチョウを薪に、って聞いたこと無いけど、良いんかな？
一応検索してみると「イチョウは薪には適さない」意見がチラホラ。

でもすぐ

”どんな木でも薪になるやろうし、「薪に適さない」と言われている針葉樹も焚付にめちゃ便利やしな”

とカウンターオピニオン自然発生。

まぁあんまり気にする必要もないか。
木だけに。

「この木って薪に向いてるかな？」
なんて考えるのはナンセンスやで！

この～木なんの木、薪なる木！

充分乾燥させとけばどんな木でもいいよね。

You,燃やしちゃいなよ！

2016年3月に割った薪は2017年冬のシーズンに何とか使えそうやし、ありがたいね。

幹の直径は50cm以上？チェーンソーの刃が届かない

イチョウの大きさをお伝えするためてつにゃん（2歳半）に立って貰います。

少しは伝わるでしょうか？

大きいなー。
藤原竜也の演技くらい大きい。

うれしい、うれしいけど、まーたこのパターンかー・・・。

ワェが持ってるチェーンソー、刃の長さが35センチ。
このイチョウ、幹の太さが50センチくらい。

届かねぇズラよ、刃が。
”チェーンソー木の直径より短いパターン”、アゲイン。

何度かチェーンソーの刃渡り以上ある木を切ったことがありますが、すげーしんどいんですよねーーーー。

こないだの桜もそうでした。

コッチ側とアッチ側から何度も何度もチェーンソーで切ったり、木を転がしたり、すげー時間かかるしシンドイしガソリンすぐなくなるし排ガス臭いし、トーチャン、涙が出ちゃう。

しかも今回はマルマル一本。
転がしてアッチ側から切ろうにも重すぎて転がせません。

どうすべぇ。

この閃きは僥倖！クサビとハンマーで割るんやで！

うんうんしばらく考えてワタクシヒラメキました。

そや！”切る”んやなくて”割る”んやで！

発送の転換、コロンブスが卵割るとはこのこと！

ということで

1. チェーンソーで入れた切れ目に
2. クサビを差し込んで
3. ハンマーで叩き割る！

ことにしました。

この閃きが有用かさっそく検証していきます。

1.チェーンソーで切れ目を入れる

チェーンソーのスターターを「抜けよ！」とばかり激引すると、RYOBI ES-3035が呼応して野獣のような咆哮をあげます。

ぷるるる―

で、さっそくヴィンテージ35に適した薪になるよう、短めに切れ目を入れていきます。
こんな感じで。

これだけでもまぁまぁしんどいよ？

2.クサビを差しこみ差し込み

お次に車のトランクからクサビセットを取り出します。

クサビと、それを木に打ちつけ自立させる小ハンマー、クサビを木にねじ込んで割るための大ハンマーです。

最強クサビ『Estwing E-5 Sure Split Wedge 1-7/8-Inch』

家が完成する2年ほど前、”薪ストーブが欲しいな”と考え始めた時に先走ってすでに手に入れていたクサビ。

かわはらさんのブログで「最強クサビ」と紹介されていたものです。
http://blogs.yahoo.co.jp/byd02445/35257192.html

僕はFiskarsを購入した時と同じく、アメリカAmazon.comで購入しました。
https://02house.net/blog/stove/02house1130

クサビ本体の価格より送料が高かったです。
当時は円高だったので、今はもう少し高いんじゃないでしょうか。

でもまぁクサビって高いんですよね、他のも。
一本5～6,000円するのはザラ。

↑のは送料込み合計金額を2で割って一本あたり4千円ちょいだからまぁ安く買えたほうかな。

僕が探した中ではHearth and Homeさんが安いです。

さっそくチェーンソーの切れ目に差し込みます。

ハンマーで打ち付けた際、クサビから鉄片がけっこうな勢いで飛び散ることがあるそうなのでゴーグルを着けます。

さぁ、どうでしょうか、割れるでしょうか。

割れませーん

はいーダメでしたー割れる気配がありませーん。

いやね、ミシッ、ミシッ、とは言うんですよ？

「お！？イケるか？おれのアイデア勝ち？」

必死になって4kgハンマーをガチンガチン打ち込むじゃないですか、でもダメ。

これ以上ウンともスンとも言わない。

腹立ちまぎれにクサビの横っ面をハンマーで張り倒して木から外します。

結局いつものパターン、チェーンソーで乱れ斬り

でも、うまく割れたのもあったんですよ？

こんな感じで。

でもこれは「つながっている部分が殆ど無い」、つまり「ほぼ切断されている、首の皮一枚でつながっている」状態じゃないとムリみたい。

で、結局チェーンソー乱れ斬り。

切断面のボコボコの数はチェーンソーを入れた数。

こんなときは刃渡り250cm、排気量380ccくらいあるでかいチェーンソー（キックスタート）欲しいなと思いますね。

でもチェーンソー使うの年に2~3ヶ月のお気楽ユーザーやし、文句言いながらチョビチョビ切ってるので充分か。

今の壊れたら考えよう。

イチョウ解体完了

で、




これが

こうなりました。

日もすっかり暮れ始めてますね。
カラスもお山に帰りました。

ちなみに上記作業は2日分をまとめたものです。

でも根本のぶっとい部分はどうしても切断できず、次回持越しです。

根本の太い部分は乾燥させて「まな板」を作ろうと思います。

イチョウのまな板は高級なんだそうで。

あと、イチョウは腐りにくいようなので、勝手口の踏み台にする予定です。

ありがたやー。

おまけ

あーつかれたー早く車に積んで帰ろ―、とイチョウのそばに車を寄せようとすると。

はいー登らない―ゆるい坂なのにー。

タイヤが空転していくらアクセルふかしてもウンウン言うだけで。

FFなんで。
しっかりせぇーよ！！
根性見せろ！！

タイヤに板かますのも穴掘るのも疲れてやってられないので、ヒイコラヒイコラ玉切されたイチョウを運びました。

よし、次は2000ccで刃渡り3メートルのチェーンソーとキャタピラついた車買お！

（まだまだ集める）