薪ストーブでいこう!其の弐拾四~2017年の薪を集めよう 1回目~

2017年の薪を集めよう1回目
家1軒まるごとあったまるし煮込み料理やピザ、魚も焼けりゃあ洗濯物も室内干しでパリパリ。

しかも燃料は拾ってきた薪なのでダーター(調達経費は除く)。

薪ストーブを使い始めて約3ヶ月ですが、そのメリットを充分享受しています。

マルツ家で使う薪の消費量もなんとなく掴めてきました。

来年分の薪を集めよう!

一旦薪ストーブの心地よさに慣れてしまうと、エアコンや石油ファンヒーターに戻すのは考えられません。

しかしいくらエアコンがイヤだと言っても、継続して使い続けるには燃料を用意しないといけない。

ロハで薪を調達しないと。

現在は

”ちょっと火が弱くなったかな?”

と思えばすぐ薪をポイポイ放り込んでいますが、これは薪を無料で激ヤバ即ゲットしたからできるのであって、購入した薪だと心理的にムリです。

薪を買えるだけの資金力は02家にないのであ~る。

薪を買うと電気や灯油よりずっと高くなるし。

なので、来年度以降もこの快適生活が続くよう燃料を集めましょう、と。

薪は割ってから最低1年乾燥させないと水分が多すぎて燃料になりません、と。

そろそろ時間無いですよ、ひとりひとりが薪と向き合っていこう、って、僕の中のリトル・マルツが言うんですよね。

急かすんじゃないよ!

急かされるのキライ!

松の木をゲット

はじめての松
義母の知り合いが松林を持っておりまして、そこを通りかかったかぁちゃんが倒木を見つけたと。

やらかいとこもあるけど固いとこもあったんで使えるんちゃうか、と。

さっそく義母を通して激ヤバ即コンタクトを取ってもらい

「持ってっていいよ」

と激ヤバ即オッケーを貰いました。
ダメージデカめの松

さっそくチェーンソー片手に現場に着くと、切り倒されてから結構時間が経っているらしく、聞いていたとおりスカスカに朽ちている部分がありました。

松は焚いたことありません。

ネットによると松は陶芸の窯で使われるくらい強い火力があります。

脂が多いんですね。
杉より多いみたい。

それだけ乾燥にも時間がかかり、火力が強すぎるのでストーブを痛めてしまうこともあるそう(ネット調べ)。

まぁ

”そんなもん自分で実際にやってみなわからなよー”

ということでありがたく頂戴いたしました。

杉の木をゲット

松をくれたおじさんから、数日後連絡がありました。

”裏山から伐採した木があるけど要らんか?”
と。

要ります要ります是非ほしいです、と返答し受話器を置いた30秒後にはエンジンをかけアクセルベタ踏みホイルスピンで白煙上げながら現場に向かいました。

細い山道をうねうね上って現場につくと、切りだされた杉の丸太が5~6本転がっていました。

杉のありがたさよ

これは実際ストーブを使っていてわかったのですが、杉の木ってホント重宝するんですよね。

”すぐ燃え尽きちゃう”
”火力が強すぎてストーブを痛める”

と杉をはじめとする「針葉樹系」はディスられがちで薪としてB級扱いされているようですが、火を起こすときにはとても便利。

02家は割と密集した住宅地にあり、煙が出ないよう激ヤバ即燃焼させる必要があるので、焚付はガスバーナーでやってます。

ところが最初から広葉樹の薪をバーナーで炙ってもなかなか点かないんですよね。
5分くらい炙ってやっと、みたいな。

乾燥が甘いだけかしれませんが。

それを

[3.広葉樹[2.杉[1.杉の皮や木くず]杉]広葉樹]

という具合に[1.杉の皮や木くず]を中心に同心円上に配置して、バーナーで[1]をゴーーッとやるとすぐに全体へ火が廻る。
1分くらい。

そんなわけで杉やスカスカになった流木はありがたいのです。

ゴロゴロ転がっている丸太を積み込んで杉の木回収完了。

※にしても
”針葉樹でも問題なく焚ける”
ことを宣伝文句にしているストーブがありますが、逆にある程度針葉樹を使わないと暖まるのに時間かかるんじゃないのかな?

桜の木もゲット

杉の積み込みを手伝ってくれていたおじさんが言いました。

あそこにも木が転がってるけど、こーんな大きいからもたれへんよなぁ

え?まだあるんですか?

うん、お寺の裏にあるんやけどこーーんな大きいで?

あ、見せて下さい見せて下さい

なんでもこのお寺はおじさんが管理を任されているそう。

案内された場所に行ってみると、裏山の斜面に切り倒されたままの木が放置されていました。

デカイ桜

「たぶん桜やと思うんやけどなぁ」

僕は倒れている木の横にしゃがみ込み、指でグニグニ押してみました。

確かに地面に接している部分は紅茶に浸したクッキーが如くボロボロスカスカになっていますが、それ以外は固い。

これ、貰ってもいいですか?

いいけど、どうやって運ぶ?

チェーンソーで細かく切って運びます

あぁ、チェンソーな

いいんですか、ここにあるのぜんぶ持っていって?

ええよええよ、キレイになってお寺の人も喜ぶわ

「Win-Win」のビジネスが成立したところでさっそく切断していくことにしました。
チェーンソー小さい
木の直径は50センチ以上あり、僕の”庭の枝払い用”チェーンソーである「リョービ RYOBI ES-3035」は刃の長さが35センチなので木の直径に足りません。

これも実際チェーンソーを使うようになってわかりましたが、

「刃の長さ以上ある直径の木を切るのめちゃしんどい」。

木を転がしたり、当然「コッチ」から切ってつながってる残りの部分を「アッチから」切って切断しようとするのですが、「コッチ」と「アッチ」が出会わないんですよ。

子供の頃公園の砂場で野良猫のウンチも気にせず友だちと砂山を作ってですね、お互い反対側からトンネルを掘っていって手と手が触って「キャハハ」というのがありましたけど、出会わないんですよね。

アッチとコッチの切り口が。

真っ直ぐ刃を入れたつもりでも何が気に入らないのか切っているうち左右にズレていって出会わない。

90年代初頭バブル末期のトレンディドラマが如くスレ違います。

カンチ!薪割りしよっ!

デカイチェーンソーが欲しくなりますね。

なんやかんやで使えそうな木をすべて切断、ゲット

で、苦労してカットした桜の木がこれ。
立派な桜
断面がすごく綺麗で、なんだかこのまま燃やしてしまうのは勿体無い。

こんな太い桜の木、買ったらめちゃ高いやろうなー、何かに使えないものかしら。

実際は2日にわけて転がってる木ぜんぶをカットし、持ち帰りました。

回収前の現場を撮っていないという痛恨のミスをしましたが、裏山もこんなにキレイに片付きました。
すっきりきれいに
スッキリ、言われても元の状況がわからないのでピンと来ないですね?

やっぱ軽トラいるで、しかし

泥だらけ
カットした木を階段上から転がしたり、ヒィヒィ言いながら運んでトランクに入れました。

これが大変。
量が多いし、木がデカイから。

トランクの隙間見つけておっもたい木をずらしてずらして積むのがほんと大変。

以前

  • トランクにフレコン積んだら汚れ無くて便利!
  • 乗用車でも薪運搬には充分対応可能!
  • しかも車が汚れないフレコン2つ積めるワゴン車選んだオレってスマート!情報強者!

とたいそうイキってましたが、所詮乗用車、限界がありますな。

薪を積むには天井低いしよー積み下ろしもしにくいしよーシートも泥水やら木クズやらでグズグズや!

中も外も車が汚れるのは気になりませんが、さすがに「車に乗ったらドレスが泥で汚れちゃった」はあかんでしょう。

泥だらけの桜を積み終わったあと、かぁちゃんと

「軽トラ欲しいな・・・・」
「そやな・・・・」

と呟き合ったのでした。

だいたいこんな経緯を経て皆さん軽トラ買うんでしょうね。

(まだまだ集める)