「3days_maki shock day~薪に裏切られた日~」
から月日は経ち、失意から立ち直った僕は「右手にチェーンソー」「左手にFiskarsの斧」を持ち、夜な夜な人気の少ない街を木が落ちていないか夜回り先生顔負けに徘徊する日々でした。
そうしているうちに薪もちょびちょび溜まっていき、縁側もオーバーフロー気味になってきたので、薪を保管する場所を確保することにしました。
お義母さんに泣きついて薪棚スペースを確保だぜ!
とはいっても薪を置く場所に心当たりはありません。
なんとかしないと薪ストーブライフがオジャンになるので、湿った雑巾をぎゅうぎゅう絞るがごとくシナプス切れ切れの脳みその中をスカスカになったニューロンから情報を絞り出すため電気信号を一生懸命走らせました。
口に咥えた3本目のエネループが切れるころ、脳みその奥の奥でボヤーっと光るものがありました。
ランタン片手にぶにゅぶにゅ歩きにくい脳みそを踏み踏み近寄ってみると、『お義母さんの畑』が淡い光を放っていたのでした。
薪の保管場所は片道100kmやで!
お義母さんは石ゴロゴロの荒れ地だったその土地を、オーストラリアに入植したイギリス人が如く開拓し肥沃な畑へと変貌させていたのです。
鉄は早いうちに打つんやで、と夕食後さっそく頼んでみました。
ごろにゃ~~ん~お義母さぁ~~んおねがいがあるんですけどぉ~~
なんや?
ホラ、お義母さんの畑あるじゃないですかぁ?あの立派なの~
畑がどうしたん?
イヤね、お義母さんの畑、広うござんしょ?お義母さんが一生懸命手入れしたキレイな畑~
なんやねんな
いやいや、なにがどう、ってことも無いんでヤンスがね?あっしいま薪割りしてるでゲショ?量も多くなってきて、ちょっと、最近置く場所がなくなってきたなぁ~~どしよかな~、なんて思案してる次第で
ふん
そこでね?お義母さんのあの立派な畑、惚れ惚れするような畑ね、あの畑のすみぃーーっこのほうをチョーッとお借りできたら嬉しいなぁ~~なんて、ね?ねね?
ふん、つこたらええがな
ホホッ、よろしおまんのか?おっ、おありがとうございますぅ~~~ヨッ大統領!日本一!
なんとか薪置きスペースを確保しました。
ちょっと難点なのは家から片道100kmというその埋められない貴方と私のディスタンス。
まぁ兎に角ありがたくもスペースを確保出来たので今ある薪を移設することに。
薪の運搬はフレコンバッグで
やれ嬉しやと喜び勇んで今まで溜まった薪を運んできました。
ちなみに薪の運搬には車も汚れなくて良さげだったフレコンバッグを使うことに。
かわはらさんのブログで読みました。
価格はヤフオクで『激安!フレコン 280円 頑丈で多用途 1度米運搬使用品』というのを見つけ2つ購入。
280円×2+送料で1,500円くらいだったかな?
フレコンバッグのサイズ~薪はこれだけ入ります~
袋の中身をぜんぶ出すとこのくらい。
一袋ぶんです。
つ、伝わりにくーー。
結構な量入ってるんですけどね。
樹種にもよりますが、桜をフレコン2袋に満載するとサスペンションがかなり沈みます。
積み過ぎ危険。
簡易薪棚作成
運んできた薪を載せる棚を作ります。
棚っつーか台、っつーか。
とりあえず積んでおけるものを簡単に作成します。
かわはらさんの薪棚作成ルール「地面から20cm以上離す」を順守で。
材料はブロックとワイヤーメッシュ
コーナンへ出かけ材料を物色。
とにかく安くてある程度の期間もてば何でもいいや。
ということでコンクリートブロック(100円くらい)の上にワイヤーメッシュ(400円くらい)を乗っけるだけに。
コンクリートブロックは高さが190mmあるのでその上にメッシュ乗せればほぼOKでしょう。
購入。
ちゃーっと組み立て配置してぴゃーと積む
車から材料降ろして適当に配置、適当にメッシュを載せて完成。
とりあえず屋根はナシ。
そして100キロの旅路を揺られて続けてお疲れの薪に労いの声を掛けながら積んでいきます。
いちおう見よう見まねで井桁積み、タテ・ヨコ、タテ・ヨコに積みます。
で、完成。
あらー積む前はあんなに多いと思ったのにー積んでみるとボリュームないなー。
まぁとにかく、やっとこ薪をどんどん貯めていく体制が出来たのです。
2013年12月29日の出来事でした。
(つづくんやで)