延べ床面積27坪弱、建て坪は13坪しかない小さな家を建てます。
こないだ友人が購入した3LDKのマンションとほぼ同じ広さでした。
89平米くらい。
しかもそのうち、一階3分の1は土間です。
そしてリビングのうち結構な面積を薪ストーブ及び炉台が占めています。
上記の図(パース)は、設計図面があらかた固まった時点で工藤住環境設計室さんが作ってくれます。
3Dなのでイメージしやすいですね。
2階も仕切りは極力少なく
ご覧のように2Fもほとんど一間つづき、極力部屋を仕切らないようにしました。
ちっちゃい家を仕切るとゴチャゴチャになりますもんね。
1Fはリビング・ダイニング一部屋、2Fは寝室と将来子供部屋予定のフリースペース一部屋、なので家全体の間取りは2LDK?かな?
ちっちゃい家ですがアクセントをひとつ。
薪ストーブに魅入られて
ジュディ・オングではありません。
最初の設計士さんである岡田一級建築事務所の福味さんと打ち合わせをしていた2013年初頭、”暖房器具として薪ストーブをつけてはどうか”と提案を受けました。
家に薪ストーブをつけることなんて考えていなかった、というか当時は薪ストーブ自体をよく知りませんでした。
しかし打ち合わせが終わったあとも心に出来た小さな棘に、「薪ストーブ」の5文字がプラプラ引っかかっていたのです。
暖炉
2009年、愛車CITYカブリオレを駆り高山へ新酒買い出し旅行に出掛けました。
じゃらんでサクッと予約した山あいのペンション、食堂の横一段高くなったところに暖炉がありました。
飛騨牛の夕食後にその前でお酒を頂いたのですが、大きい薪がパチッ、パチッと静かに爆ぜる様子、身体をほわーっと包むやわらかい暖かさがそのオレンジ色の光景と一緒にいつまでも心に残っていました。
ピキャンだかスキャンだか
ひとつ気になることがあるとそればかり気になって他のことが疎かになるちょっとアレな僕は、さっそく薪ストーブについて調べ始めました。
福味さんが設計した家に設置した薪ストーブは「スキャン」といったか「ピキャン」といったか、とりあえずそこから調べました。
結果、両方ありました。
「SCAN(スキャン) 」はデンマーク製の薪ストーブ、「PECAN(ピキャン)」はオーストラリア製の薪ストーブです。
打ち合わせの内容(料理ができるストーブ)から、福味さんが話されていたのは「PECAN(ピキャン)」でしょう。
田舎での体験
家の中に火があるのは良い。
前述した高山ペンション暖炉体験のほかにも、母親の実家で過ごした夏休みの日々が思い出されます。
島根の山深いところにある茅葺きの家で、居間には囲炉裏がありました。
ごはんを炊くのも「へっつい」で、夕方になるとひいばあちゃんがお風呂の窯焚きをしていました。
家の裏にはひいじぃちゃんの斧が薪割り台に刺さっていました。
30年以上前の光景をはっきり覚えているのは、子供ながらにそれだけ印象深かったのだと思います。
薪ストーブ導入決定
そんな訳ですっかりその気になった僕は彼女にも薪ストーブを設置したいと伝えました。
特に反対もなくすんなりOKとなり、導入には何をどうしたらいいか、家づくりそっちのけで調べ始めたのでした。
薪ストーブ導入に関しては以下にまとめ中です。
ご興味のある方はどうぞ。
薪ストーブでいこう!其の一~10万円の薪ストーブを探す編~
ぜひ耕木杜 阿保 昭則さんを知ってください
ストーブ導入するよ、と書いたあと、このエントリで家づくりのきっかけになった阿保さんについて書いていました。
するとあっという間に2000文字を超え、まだまだ終わりそうになかったので別カテゴリにまとめていくことにします。
これから家づくりを考えておられる方は、ぜひお読みいただき、興味を持たれたら阿保さんの本を図書館で本を借りるなりAmazonで購入するなりサイトを訪問するなりしてください。
きっと参考になるはずです。
・耕木杜 阿保 昭則さんの影響 其の一 ~阿保さんを知る編~
よろしくどうぞ。