薪ストーブを使用して3ヶ月弱、自分なりの火起こし方法が確立してきました。
着火は樹皮(出来れば杉)とバーナーで
3ヶ月弱薪ストーブを毎日使ってみてわかったこと。
いざ火を入れるとき、
- ストーブが冷えている
- ストーブに温度が残っている
場合それぞれで火の点きやすさに大きな違いがあること。
1.は天板につけたバイメタル温度計の針がシュン・・・と情けなく下がり切っており、手で天板を触っても暖かさを感じない状態です。
この状態から火を立ち上げることを表記短縮の便宜上勝手に『ゼロ着火』とします。
まったくのゼロからスタート。
ストーブに温度が残っている場合の再稼働方法あれこれ
2.についてはいくつかパターンがあったのでもう少しわけてみると、
- ストーブに温度が残っているとき
- 火は消えているが熾火が煌々と輝いている
- 灰の上にチラチラ熾火の粒がある
- 熾火は見つからないが、天板温度は50度以上ある
こんな状況が多かったです。
それぞれのパターンで僕がしている再稼働方法は、
2-a.「火は消えているが熾火が煌々と輝いている」場合
ピザ焼きたくなりますね。
これに関しては特に何も考える必要がなく、太い薪を熾火の上に載せとくだけ。
これだけ熾火があれば、相当大きい薪をいれてもダイジョウV。
載せたあと、1次レバー・2次レバー・煙突ダンパーを全開にして放置プレイ。
少し煙が出ますが、そのまま放っておくといきなり「ボッ!」と薪の下から火が立ち上がります。
「ボンッ!」に近い「ボッ!」。
一瞬で木が炎に包まれます。
木から出た煙に着火するんでしょうね。
この瞬間はいつ見ても気持ちいい。
いつもいろいろ気にかけてくれる近所の植木屋さんがこの様子をみて、
「ほ~~やっぱりモーターが入ってて風送ってるんですなー」
と言ってしまうくらいの勢いで着火します。
空気の流れだけでこれだけ勢いのある炎を作るのってすごいなと僕も思います。
2-b.「灰の上にチラチラ熾火の粒がある」場合
熾火がチラチラ灰の上にあれば、2-aと同様薪を載せてしばらく経てば火がつくと思います。
ただ、着火するまでの時間が結構掛かってしまいます。
また、一見して灰だけしかないこんな状態。
ヴィンテージ35の炉内容量だと、寝る前多めに薪を入れても6時間後の朝にはこんな感じになってる場合が多いです。
そういう時は灰の中から熾火を掘り出して、だいたい真中あたりに集めます。
次に、運搬途中や積むときに薪から剥がれた杉の皮を取り出します。
まず、これをペキペキ手で折って短冊状に細長くします。
細長く折った皮は集めた熾火の辺りにサクサクサクサク突き刺していきます。
1次レバー・2次レバー・煙突ダンパーは全開。
サクサクサクサクサクラダファミリア突き刺していきます。
廃れたお寺の卒塔婆のように乱立したら、まわりを薪で囲んでいきます。
僕は割と太い薪で囲んでますね。
杉やヒノキの針葉樹、スカスカになった流木なんかが点きやすい。
「空気を通すこと」だけを考えて木を積んでいきます。
で、熾火の量が多ければ、このままほっておいても卒塔婆から煙が立ち上がり自然発火します。
2~30秒待っても煙が出ず、火の点く気配がなければ、おまちかね、バーナー噴射のお時間です。
♪焼き尽くそうぜぇ~~~っ!
何度も書きますが02家は住宅街なので煙や臭いを出すのは激ヤバ即アウト、薪ストーブ即使用停止でオダブツ必至です。
バーナーも薪の狭い隙間を狙ってファイアーすると出口で炎が加速、拡大されて点き易いかんじ。
勢いのある炎がここまで大きくなればもう大丈夫。
2分位かな?
噴射して。
まぁその時々の状況に大きく左右されますが、薪を直接バナるより卒塔婆作ってバナったしか明らかに早く立ち上がるかんじ。
扉を閉めたら外にダッシュやで!
煙も殆ど確認できない
外にでて煙突をみても殆んど煙は目視出来ません。
ストーブ本体の温度も50度前後残っているのと、まったく残っていないのでは立ち上がりスピードがぜんぜん違う感じがします。
熾火ゼロ、灰だけの状態でも。
ストーブが冷え切っている場合も同じ点け方
1のストーブが冷えきっている『ゼロ着火』(もっと『ゼロ着火』って書きたかった)の場合もこれと同じ点け方をしています。
以前は井桁や三角に組んだ薪を直接バーナーで炙ってましたが、なーかなか点かないのでこういう方法にしました。
いまんとこはこれが一番はやいですが、またいろいろ考えて工夫してみようと思います。
(続いていく)