薪ストーブでいこう!其の弐拾~かわはらさん・リターンズ pizza編~

かわはらさんリターンズ編
2015年12月12日のストーブ設置工事から1ヶ月後の2016年1月18日、再度かわはらさんにお越しいただきました。

薪ストーブ設置工事時にコチラの都合でレクチャーして頂く時間がありませんでした。

二度手間になってしまいましたが、他案件で関西方面に来られるのに合わせ再度来ていただいたのです。

ありがとうございます。

設置して貰ってからは「予習」と称して引越し日の12月29日から2週間ほど、あれこれ試しながら焚いていました。

使っているうちにいくつか疑問点が出てきたのでその確認と、薪ストーブのイロハを教えていただくことに。

薪ストーブ料理の道具をそろえよう

何をするにも白鵬並に腰が重いのですが、欲しいものを買うときには腰が八艘飛びする僕なのです。

五徳を買おう

何はともあれ炉内料理するための必需品、「五徳」を購入します。
鍋やフライパンを載っける台ですね。

まずはメトスにアクセス。

ヴィンテージ35の仕様表をみると「ゴトクG109:可」とあるので「G109」を検索しました。
メトスオンラインで12,960円。

たっかー。

こんなん3,000円くらいじゃないの?!

1万円以上なんてムリムリなのでネット徘徊開始。

うーんやっぱどこも高いなー。
1万前後が多い。

こうなったら”困ったときのヤフオク頼み”かな。

で、探すと居ました居ました、自分で制作して出品してる人が。
材料は鉄筋、お値段即決の6,000円。

手作りでも6,000円かー。

自作でもなんでもいいけど、

”鉄筋のイボイボは見た目がイヤやなー”

と、取り敢えずキープ君しつつ検索を続けると楽天に良さ気なのがありました。

ほう、「五徳」やなくて「クッキングスタンド」言いますか。
さいですか。

「高さ」を見ると「HAMANN プラス・ドゥ」(ガス台)にオマケで付いてきたダッチオーブン(めっちゃ使ってます)を乗っけてもヴィンテージ35の狭い炉内に入る高さ。
炉内の高さ
ええやいしょ、でポチッと購入。

送料・税込みで6,258円。

このあたりが最安ラインかな。

ピザ焼き用にピアットを買おう

ピザを乗っける丸い鉄皿。

薪ストーブ関係のブログでよく見かけるコレに決定。

送料・税込み5,753円。

余談ですけど最近のAmazonはホント配達が早いですよね。
夜中の1~2時に注文した商品がその日に届くのもザラです。

アマゾンプライム会員じゃなくても。

ヨドバシドットコムで購入した時も早かったです。

運送業者は儲からなくて泣いてるそうですが。

その他に魚や肉を焼く網を近所の100均で2枚と火バサミを購入。

次いで食材を買い揃えていきます。

ピザの食材とローストチキン具材、宴会用牛すじ大根具材を購入

まずはピザのベース関係。

  • 強力粉 1kg
  • チーズ 300g
  • 天然酵母(イースト)
  • 有機オリーブオイル
  • トマトピューレ

を高槻駅前グリーンプラザB1『自然館』とアルプラザ2F『ジュピター』で購入。

ローストチキンと牛すじ大根もつくります。

  • 朝引き鶏 1羽まるごと
  • ピザトッピング用ソーセージ
  • 牛すじ 700g

をモリタ屋富田店で。

朝引き鶏(丸鶏)は他のモリタ屋店舗では週1回木曜日のみですが、富田店ではなな、なんと週2回入ります!

ヤッタネ!!
丸鶏
誰が得するこんな地域情報。
鶏1羽まるごと欲しい人そんなおらんやろ。

ちなみにこの日は月曜日。

さらに

  • れんこん
  • マッシュルーム
  • ほうれん草
  • スーパードライ1ケース
  • などのピザトッピング用具材と飲み物をアルプラザ平和堂で購入。

    もちろん日本酒1升と720mlもネ。
    『お酒のデパートもりもと』で購入。

    高槻の人にしかよくわからない情報を振りまきながら準備は完了。

    あとはかわはらさん待ちで。

    煙突固定とストーブ位置調整、高さ調整をしてもらう

    15時前、川原さん到着、5分後にはにシートを床一面に拡げストーブの調整作業をされていました。

    煙突ホルダー?の固定と、なんかストーブが扉を締めた衝撃で本体が後ろに下がるのでその調整をしてもらいました。

    パーティーだパーティーだ

    そうこうしているうちにかぁちゃんの妹+ママ友+乳児☓2が到着。

    せっかくかわはらさんがストーブ料理教えてくれるのでみんなでワイワイしよら!
    来たらええやいしょ!

    と声がけしたのです。

    02家は客好きでワイワイしたい派。
    YSH。

    ほかにも地元和歌山の友達やら高槻市の友達やら寝屋川市の友達やら豊中市の友達やら堺市の友達やらに声がけしました。
    工藤さんとこにも。

    ですが「平日はちょっと・・・」だの「会社終わりはしんどい」だの「子供が風邪ひいてる」だの「セミナー終わりに和歌山と高槻の往復はしんどい」だの「現場の視察があるんです・・・」だの!

    みんなもっともらしい理由つけちゃってさ!

    忙しいフリすんな!

    まぁ平日は普通にムリか。
    しかも声かけた友達同士は全員まったく面識ないし。
    みんなとーいしなー。

    それでも3人来てくれました。

    ありがとうございます。

    いろいろ良くしてもらっている近所の植木屋さんも次回呼んでみよう。

    ピザが激ウマ

    ”ストーブ設置したら毎回焼きますからねぇ”
    とピザだけに文字通り食傷気味なかわはらさん。

    それでもぼくたちはうれし恥ずかしピザ焼き初体験。

    ここからはかわはらさんの指示通りみんなチャッチャカ動きます。
    発酵してぷっくり膨らんだ生地を切り分け手で丸く伸ばしてトッピング。

    次までに麺棒買っとこ。

    今回は強力粉600g使いました。

    1枚目が焼けた!うまい!

    かわはらさんとピザ
    炉内に入れた五徳へピザが載ったピアットを置きます。
    扉を締めたかわはらさんがストーブ工事中かそれ以上に鋭い眼光でピザを凝視しています。
    ピザに注目
    部屋に張り詰める空気。

    「焼けましたね、お皿を持ってきて下さい」
    え?!もう?!

    あたふたと持ってきた木のまな板に炉内からピザがRIDE ON。
    ピザ一枚目うまそう
    ピザをわけわけ
    そのまま包丁でサクサク切り分け、実食。

    「うまー!」「おいしー!」「Yummy!」
    皆から漏れる声。

    いや、ホントおいしい。

    デリバリー系のピザか生協の冷凍ピザぐらいしか食べたことなかった僕にとっては軽く衝撃を受けるくらいの美味しさでした。

    生協の冷凍ピザを兄弟4人で奪い合った中学時代。
    あれはピザやなくて菓子パンやったな。

    生地がすげーうまい。

    ”こ、これは「ピザ」ちゃうで、「ピッツァ」やで!マンマミーヤ!”

    雄叫びを上げているころ、かわはらさんは熱々ピアットを水道でジューーーッ、水蒸気盛大に上げ冷ましています。

    「次のピザを載せてください」

    その言葉を合図にワンコそばならぬワンコピザ突入です。
    どんどんピザを焼く
    かわはらさんが来られた際、

    「ストーブ調整終了後すぐピザを食べたいんですけどいけますか?」

    とお願いしていました。

    早く帰らないといけない人が居たので。

    火持ちは悪いですがすぐ熾になるよう針葉樹を使ってくれたおかけでたくさんピザを焼くことができ、早く帰る人たちも満足できました。

    ありがとうございます。

    いろいろ具材を用意しましたが、玉ネギ多めがウマいですな。

    レンコンもシャクシャクおいしーよ。

    しかしワインを買ってなかったのは痛恨のミスやったな。

    はじめてのデザートピザ

    時間が来たので帰らないといけない二人に焼く前のトッピング済みピザをお土産に渡してもまだ少し生地が残っていました。

    それを見たかわはらさんが

    「リンゴはありますか?」

    と。

    ありますありますここ2年ほどお取り寄せしている「工藤農園(青森)」さんのリンゴが。

    ここのリンゴはどれもとても甘くて美味しいですが、特に「葉取らずフジ」がうまい。

    食べた人はみんな美味しいと言います。

    生地にリンゴ、その上に砂糖をパラパラ。
    これだけ。
    デザートピザ
    さっそく焼き上がったリンゴピザを食べてみると、これもウマい!
    アップルパイみたいな?

    いやーこれもおいしーなー。

    ピザは簡単、早い、ウマい!で失敗知らず

    美味しい美味しいと食べたみんなが言ってくれたピザ生地は僕がこねました。

    電化製品でもなんでも説明書は読まないアレな僕は、生地の作り方もせっかちに手順を間違っていました。

    「イーストと水と塩をまず溶いて、少し休ませる。そのあと生地と混ぜあわせる」
    とあったレシピの工程をすっ飛ばし

    ”いっせーのーで”

    と材料をぜんぶ混ぜてしまったのです。

    ナチュラル・ボーン・雑なのです。

    ”ちゃんとした生地になるかなーみんな楽しみにきてくれたのに失敗したらイヤやなー”

    焼きあがるまでは心配でしたが、そんなのは杞憂でした。

    Non c’e` problema.(ノン チェ プロブレーマ「問題ない、心配ない、ダイジョーブ」)

    イタリア料理はそんな些細な間違いにも寛大です。

    かわはらさんとも話しましたが

    ”お好み焼きみたいなもんで何を入れても美味しいし誰が作っても酷い失敗はない”、

    そうです。

    お家でこんなに簡単にこんなに美味しく出来るなんて、

    ”そら薪ストーブ持ってる人はみんなピザ作るよなー”

    と一人納得。

    ローストチキン&朝ごはん編につづく)