水まわりを決めNight!其の1~キッチンシンク・水栓編~

キッチンのシンクと水栓

上棟式がおわり、屋根も形がハッキリしてきて、壁にも下地が貼られるこの段階になっても、まだまだ打合せは続きます。

CM分離発注方式は決めることがたーくさん。

でも建主が自由に選んできたモノを使うことが出来るので、「自分が好きなモノ」が明確な人には楽しいと思います。

とはいえ家の間取りや製品の寸法の問題があるので、気に入ってもダメなパターンも結構あります。

シルバーウィークまっただ中、2015年9月20日の日曜日、朝9時過ぎからもう何回目かわからない打合せが工藤さんの事務所ではじまったのでした。

水まわりを決める

上棟式をした9月7日から10日ほどしか経っていないのに工事はドンドン進み、もうすぐ下地を貼った壁に断熱材を充填するそう。

断熱材を入れる前に水道の配管を仕込まないといけないので、水栓シンクをどれにするか決めないといけません。

設置する機器の形や大きさに合わせて配管の位置や経路を決定します。
リミットはなんと9月23日。
今日20日。

残り3日!

しかも

  1. 決定したシンク、水栓を連絡するのが23日
  2. O女史が図面を作成、業者さんに送付するのも23日
  3. 業者さんが施工するのが24日

というハードデイズ・ナイト!

打ち合せしてるの20日!

とにかく決めないといけないのは

  • キッチン
    • どのシンクにするか
    • どの水栓(蛇口)にするか
  • 1Fトイレ前手洗い
    • どのシンクにするか
    • どの水栓(蛇口)にするか
  • 2F洗面
    • どのシンクにするか
    • どの水栓(蛇口)にするか

ざっとこんなところ。

38年生きてきましたが、シンク蛇口について考えたことはありません。

こぼれずに水が流れりゃいいよシンクなんて。

水栓、蛇口に関しても言わずもがな。

でも、どれでもいいけど結局どれでもよくない大事なことなんやろなーでも早く決めなあかんし、けど寸法とか言われてもわからんし値段もいくら位が高くていくら位が安いんや?そもそも何から調べていいのやら

脳内会議場が未知の議題で紛糾して収拾がつかなくなっていると、O女史が彼岸から

“キッチンシンクで良さそうなのがあるので、のちほどメールで送りますね~~”

と助け舟をギコギコ漕いでやってきてくれました。

それをベースに考えていけばいいか。

無骨・シンプルなオーバーシンク HF820-510 DECK

「めーるー!」

グワシャーッと窓ガラスを破り一通のメール便が飛び込んできたとき、僕は劇画タッチでベッドから飛び起きました。

飛び散ったガラスに気をつけながら震える手で開封すると、中には1枚の写真が。

キッチンシンク

どうやらこれがO女史からの提案シンク(Tee & think)のよう。

真四角!ステンレス!

おー質実剛健、骨太でいい感じ。
「業務用感」ほとばしるシンプルさが良いです。

よし!キッチンシンクはキミに決めた!

販売しているのはE:Kitchen+Home

Eキッチンはステンレスシンクの「シゲル工業」「中外交易」「トヨウラ」「イシバシテクノ」「永大産業」「矢島」ほか国内全メーカー取扱い

だそうです。

はじめて聞いたオーバーシンクとは、

オーバーシンクはワークトップにシンク用の穴を開け、上からかぶせて取付けるキッチンシンクです。タイルや木製、コンクリートなどカウンターの素材を選ばずお使いいただけます。

なるほどね。

いつもは工藤さん側からの提案にあーでもないこーでもないとウダウダして結局ぜんぜん違うものを選んでしまうぼくたちわたしたちも、このシンクは即決したのでした。

キッチンシンクにつける水栓は?

すんなりキッチンシンクが決まったので、次はそれにつける水栓を選びます。

先ほどのメールに「オススメの水栓」も入っていました。

TOTO TKGG32EB
TKC32CE
なかなかいい感じ。
だけどもうちょっとカクカクシンプルがいいです。
TKWC35E
GROHE

蛇口が”ぐにゅー”ってしてるよね。

一番下だけGROHE(グローエ)でドイツのメーカー、あとはTOTO。

もうちょっと業務用色が濃い、四角い無骨なヤーツがいいな。
他にもいろいろ探してみよう。

とりあえず提案頂いた水栓は比較対象用の、アテ馬ならぬアテ水栓としてキープさせて頂いて、他をガサゴソ物色することにしました。

しかし水栓って高いなぁ。
1~2万かと思ってたら、5~8万もするんですね。

キッチン水栓をハンドシャワータイプにするか否か

O女子のメールにもありましたが、”最近はハンドシャワーが付いているタイプ”が人気だそう。

水の出る部分がビョーンと伸びるヤツですね。

「別に伸びても伸びんでもええんちゃうんかいな」
と考えていたその日、たまたま実家に帰省していたぼくたちは、台所でゴソゴソしていたカーチャンに聞いてみたのです。

伸びるしかええんか、と。

実家は少し前にリフォームして伸び伸びキッチン水栓になっています。

カーチャンは言いました。
”デカイナベ、アラウトキFuckin’ good!! You must buy it! Now!!”
と。

そうかそうか伸びるしかええんか、ほなそうしよら、ということで伸びるタイプに決定。

CERA(セラトレーディング)のKW0191033R Ava

そのあと「のびーる水栓」で具合よさげなヤツをアッチャコッチャ検索して探しだしたのがこれ。
CERA KW0191033R
CERA(セラトレーディング)という会社の製品。

CERAはメーカーではなくて、

ヨーロッパブランドを中心に選りすぐりのアイテムを揃える「みずまわり」のセレクトショップ

なるほどね。
シンクを売ってたイーキッチンと同じで「水周り機器のセレクトショップ」て感じですね。

値段は¥68,000とめっちゃ高く感じますが、提案いただいたあて水栓たちとほぼ同価格帯なので、こんなものなのでしょう。

四角い水栓

型番違いのこっちのほうがより四角かったですが、こっちには先っちょの丸いのがついてません。

丸いのがついてるとシャワーが出るそう。

シャワっとできるしかええか、ゆうことで丸いのついてるほうに。

調べてみると水栓はドイツ製が多かったです。

そしてこの水栓は設置可能か、掲載ページのアドレスを工藤設計室にテレパシーで問い合わせ。
すると、
”チャント・リペアパーツモ・ヨウイサレテ・イルノデ・ダイジョウブブブブブブ”

割れるような頭の痛みと共に直接脳に返信が来て、問題なしとのこと。

よし、キッチンシンクと水栓は決定。

やれやれ。

浄水器はどうする

家づくりは決めなきゃいけないことの宝石箱。
決裁待ちの設備機器たちが列をなしています。

シンクさんと水栓ちゃんに(決定)のハンコをポンッと押したあとスッ・・・と書類を差し出してきたのは浄水器くん。

浄水器かー浄水器は要るよなー。

要るけど、浄水器について決めないといけないことがこれだけある。

  1. 浄水器の蛇口をどの位置につけるか
  2. 浄水のタイプを決定
    • カートリッジタイプ
    • 組み込みタイプ
  3. 浄水機器メーカー
    • ダスキン(レンタル)
    • 東レ
    • 三菱レーヨン
    • 日本トリム・・・などなど

あーしんど。

この他にも1Fトイレ前の手洗い洗面シンクと水栓、2Fの洗面シンクと水栓を決めないとイケナイ。
ナイナイシックスティーン。

(とりあえず浄水器編につづく)

水まわり関連記事

https://02house.net/blog/mizumawari/02house1606

https://02house.net/blog/mizumawari/02house1466

https://02house.net/blog/mizumawari/02house1105

https://02house.net/blog/mizumawari/02house1001

https://02house.net/blog/mizumawari/02house993

https://02house.net/blog/mizumawari/02house963