僕がチェーンソーを買うのを見計らっていたように届いた一通のメール。
薪割りイベントでお世話になっていたKJ WORKSさんからでした。
内容は、
”薪割りイベントの次はチェーンソー講習やるぞ”、と。
”チェーンソーは危険やから講習受けとけ”と。
”専門家を呼んで「注意点」「装備」「基本操作」「目立て(刃を研ぐ)」を教えたる”と。
なんとありがたいことでしょう。
KJさんで家を建てなくてホント申し訳ございません。
ストーブもKJさんで購入しないこと、重ねてお詫びいたします。
遺憾の意。らくごのご。
KJ WORKSさんの方角に向かい5分間土下座したあと、参加希望のメールを送りました。
秋田屋さんのチェーンソー講習
講師は池田市にある秋田屋さんから来られていました。
2014年6月29日の日曜日、朝10時からKJ WORKS本社にて講習スタートです。
手に入れたばかりのチェーンソーを見せびらかしたかった僕は
「チェーンソーは持って行かなくていいんですかぁ~~?」
とイキって半笑いで確認しましたが、
「いや、現場にあるので結構です」
とピシャっとやられ、しょんぼりしながら向かいました。
はじめてチェーンソーを使う
定員10名、講師1名の少人数クラスでしたが、結構年配の方が多いのが印象的でした。
うーん「おばちゃんとチェーンソー」ってなんかスゲー違和感。
セーラー服と機関銃の30年後、みたいな?
安全な装備にについての説明があったあと、講師指導のもと実際に玉切りをしてみます。
チェーンソーはSTIHLでした。
何CCか忘れましたが結構大きかったです。
「はい、じゃああなたエンジンかけてみて」
講師に指名されドキッ・・・・!としましたが、はじめてチェーンソーのエンジンを掛けることになりました。
先日購入したRYOBIのチェーンソーは箱に入ったままです。
キックでエンジンを掛けるバイクにしばらく乗っていたこともあり、”ピストンを上死点に持ってきて一気に踏み下ろす(チェーンソーはスターター紐を引っ張り上げる)感覚”はわかっており、一発で掛かりました。
「おー一発で掛かりましたねー なかなか掛からないこともあるんですよー」
講師からお褒めの言葉を頂き、エヘヘ、と頭を掻きながら元の場所に戻りました。
その後各自玉切りをし、横から講師がアドバイスしてくれます。
刃がよく研がれていたのか、STIHLがいいのか、木が柔らかかったのか、ロールケーキを包丁で切るようにスイッスイッと簡単に切れました。
目立て講習
ケプラー製の綿が回転する刃に絡まりチェーンソーを強制的に停止させる安全ズボンの実演を見せてもらった後、目立ての実演になりました。
ちなみにケプラーが絡まったチェーンソーは全部分解して掃除しないといけないそう。
講師が苦笑いしながら教えてくれました。
「目立て」がどういうものかは、かわはらさんのブログで知っていました。
「チェーンソーの刃を研ぐこと」ですね。
講師がやり方を説明してくれたあと、実際に自分たちでやってみることになりました。
最初戸惑ったのは「刃の形」。
包丁やハサミなど、刃というのはこういうイメージですよね。
それがチェーンソーの刃はこんなの。
うーんピンと来ないなー。刃物っぽくないなー。
そしてそんなピンと来ない刃を丸ヤスリという見た目がチープなヤスリでゴシゴシ研ぎます(実際にはゴイッ、ゴイッて音)。
講師が刃の模型と丸ヤスリの模型を使って説明してくれたあと、自分たちでもやってみます。
同じようにゴイッゴイッと削ってみたものの、果たしてそれがうまく出来てるのかわからない。
”これは実際に自分で何回も研いで、実際に木を切らなわからんもんやな”と自己完結した僕は丸ヤスリをソッと戻しました。
まとめ
エンジンの掛け方から木の切り方、目立ての仕方、安全な装備まで、2時間たっぷりチェーンソーの勉強が出来ました。
当時はまだ切る木が手元にありませんでしたが、とりあえず丸ヤスリ2本とチェーンソーの刃を予備として購入し来るべき玉切りの日に備えたのでした。
KJ WORKSさんに感謝。
(つづーく)