2015年6月16日(火)大安吉日、梅雨のまっただ中ではありましたが地鎮祭を執り行いました。
僕たち親子3名とお義父さん、工藤住環境設計室から2名の合計6名が参加です。
地鎮祭の費用はハウマッチ
地鎮祭をお願いしたのは神服神社。
「生の鯛(現場で捌いて持って帰るそう)」が付いていないコースで玉串料は3.5万円(税込)でした。
プラステントセット(テント・竹・砂のセット。設営撤去費込み)が2.7万円(税込)です。
これは神社とは違う別の会社。
合計6.2万円ですね。
地鎮祭をお金の話から始めるというのもバチあたり。
ありがたや。
地鎮祭
せっかくなのでお義父さんにも参加して貰いました。
あとは僕達家族3人、工藤さんとO女史、神主さん。
かしこみかしこみしながら頭を垂れて神主さんの祝詞を聞いたあと、「地鎮の儀」になりました。
円錐形になった砂の真ん中に何かの枝が挿さっています。
苅初(かりぞめ)の儀
まず工藤さん(設計者がするそう)が用意された「木のカマ」で”エイッエイッエイッ”と言いながら木の枝を切る「形」をします。
すると抱っこされていた息子がすかさず「えいっえいっえいっ」と真似をしました。
ちょっと恥ずかしそうな工藤さん。
場を包むハハハという笑い声。
”よしっ!よくやった!”
”2歳で空気を読んでタイミングよくこんなことが言えるなんて、この子は天才ちゃうやろか?”
父ちゃんは嬉しくなりました。
穿初(うがちぞめ)の儀
そのあとは「木のクワ」で盛られた砂をちょっと掘り起こし、神主さんの挨拶で地鎮祭は終了となりました。
神主さんが後片付けをされているとき、工藤さんが僕に「バチバチッ!」と目で合図を送ってきました。
すかさず僕も「バチチッ!!」と返し、祝儀袋を神主さんの袖の下に「・・・スッ・・・」と滑りこませたのでした。
建物解体~過去からの贈り物~
片付けを終えた神主さんがブーーッと車で帰るのを見送ったあと、工藤さんから「ちょっとよろしいですか」と声を掛けられました。
38年間の人生で取った統計データでは、「ちょっといいですか?」から始まるのは
- キャッチセールス・・・67%
- 文句・苦情・・・が32%
- バス待ち時に携帯電話の番号を聞いてくる”エホバの証人”勧誘の白人青年・・・1%
です。
やだなーやだなーこわいなーこわいなーと身構えている前にスッ・・・と差し出されたデジカメ。
「実はですね・・・・」
38年間の人生で取った統計データから「実はですね」から始まるのは・・・とにかくあまり良いことではなさそうです。
地中障害物が出てプラス3万円 2マス戻る
写っていたのはデカイ土管。
咄嗟に
「不発弾ですか?」
と茶化そうと思いましたがぜんぜん面白くないので止めました。
聞くと
- 解体時に土の中からこんなのが出てきた
- 井戸の跡だとお清めをしないといけない
- これが何かわかりますか?
ということでした。
ふたたび「米軍の不発弾ですかね?」と言いたい衝動に駆られましたが我慢しました。
と、若いころこの家に何年か住んでいたお義父さんが横から
「いや、井戸じゃない、井戸なんてなかった。昔下水を導入した時に残った貯水槽だろう」
と一言。
「なるほど、それならお清めもしなくていいですね」
と工藤さん。
「もしかしたら米軍の・・・」
と僕。
「とぅとたぇたい(魚食べたい)」
と息子。
「ニャ~」
と野良猫。
沈む夕日。
豆腐屋のラッパ。
つまりは地中障害物の撤去費用が追加で3万円かかるよ、という話でした。
いろいろありますねー。
とにかく無事荒ぶる神も鎮まりたまい工事の無事も神様がイイネ!してくれたので、地鎮祭は終了となりました。
あらあらかしこ。