「よし、しょうがない!建て替えるか!」
と眉間にシワを寄せた顔をカメラに向け見栄を切った所で先立つYENも無ければ、そもそも家を建て替えるには如何ほどの費用がかかるかさえわかりません。
二人で真剣に話し合った結果、
「ヨシャ!家の解体費用から何から何まで含めて1,500万!」
と「決め」ました。
いくらこっちが決めても、価格の決定権はこちらに無いのですが。
総額1,500万円の根拠は
建てる家の形や大きさや仕様によって費用は大きく変わるので、「新築費用の平均」なんてものが無いのはわかっています。
それでもある程度の「目安」がないと”そもそも家を建てるだけのお金を用意できるのか”さえわかりません。
いくらくらいの家が「ローコスト」なんでしょうか。
「ローコスト住宅 費用」で検索したり雑誌を読んだりすると、だいたい1,500万くらい「でも」建つようです。
「だったら1,500万で建てよう」
と素直に育った僕は安直に思ったのです。
住宅ローンは出来るだけ少なく
「空気と家賃はタダ」という人生をしばらく送ってきたので、毎月少ない給料からさっぴかれる銭(住宅ローン)は出来るだけ低く抑えないといけません。
こんなアタリマエのことをわざわざ書く必要もありませんが。
この当時の手取りが20万ちょうどくらいでした。
住宅ローン以外にも「子どもが産まれる」費用もあります。
ただでさえわからない「新築費用」に「出産費用」もあり、なんだか戦々恐々でした。
子どもが誕生する4ヶ月前の話です。