工藤さんが「CM分離発注方式」について話されているのに気づいたのは、「福実さんに見放された」妄想が盛り上がっていたころでした。
よくわからない箇所を何度も聞き直しながら、僕なりに理解したのが以下の図です。
CM分離発注方式=オープンシステムとは
いままでは窓口となるハウスメーカーや工務店に一括で支払っていたため、「建設費自体の原価」がわかりませんでした。
メーカーがどれだけ抜いてるかわかりませんからね。
それに比べてCM分離発注方式はこんな感じ。
これはわかりやすい。
中間マージンカット。
スーパーじゃなく直接農家で野菜買ってる感覚か。
ホンマに?
フラッシュバックするイメージ
この話を聞いて頭に浮かんだのは先日Webの打合せに行った住宅メーカー。
だれでも知ってる大手です。
大阪の中心にあるビルで、1フロア、2フロアかな?がオフィスです。
ものごっつい脇汗のせいでYシャツの汗ジミが子どものオネショレベルの部長さんと、システムのことわかってんだかわかってないんだかイマイチ話が通じない言葉のハシバシがイチイチ高圧的な色白小太りシステム担当者との打合せでした。
Webの打ち合せというより”パソコン教室でおじいちゃんにパソコンの使い方を教えている”まったりとした空気。
人差し指でキーボードをポチポチ押すおじいちゃんにイラつく息子(システム担当者)。
”いや、だからねっそこはそうやっても動かないでしょうがっ”
おじいちゃんの粗相を容赦なく詰る息子。
”いやーここはわかりにくいですよね、僕もたまに間違えますし、ハハッ”
とりなす僕。
ジリリリーン!
マナーモードにしていない部長の携帯電話。
「部長、もう次の会議が始まりますので」
急かしにくる女性事務員。
ポタリと机に落ちた部長の汗。
iPadをSwipeするシステム担当者。
”終わらへんがな”
壁掛け時計に目をやる僕。
沈む夕日。
タクシーのクラクション。
僕が言いたいのは、この住宅メーカーが入っているひろーいフロアの家賃も、パソコンが苦手な部長と嫌味なシステム担当者の給料も、家の価格に乗ってくるということです。
ざっと見渡しただけで4~50人は居る社員の人件費もぜんぶです。
1部上場企業なので結構な給料でしょう。
なんだかそれって”すごく嫌だな”と思いました。
そんな人達の給料に消えるより、
「自分の家を造ってくれる職人さんに少しでも多く支払って、少しでも良いものを造ってもらいたい」
と思うのは当たり前ですよね。
ローコスト住宅が必須条件な私たちにはピッタリに思える建築方法。
実際の進め方など、もう少し突っ込んで聞くことにしました。
コメント
楽しみに読ませて頂いております。
更新頑張ってくださいね!