『パッシブソーラー』とはどういうものか?僕が導入を検討した『そよ風』で説明します。
まず、同じ太陽エネルギーを利用する「太陽光発電」とどこが違うのでしょう。
アクティブソーラー(太陽光発電)
機械を利用して積極的に太陽エネルギーを採り入れる
パッシブソーラー(『そよ風』)
機械を使わず、地形・立地条件・周辺環境を効果的に利用し「受動的に」太陽エネルギーを利用する
「太陽光発電」は現在では広く認知されていますので、改めて書く必要も無いと思います。
ここでは「パッシブソーラー」についてまとめてみました。
※以下は僕が作成した『そよ風』の「イメージ図」です。
構造が正確にわかる図はメーカーのページを御覧ください。
そよ風の構造
「パカパカうごく板」と「換気扇みたいなファン」のシンプルな構造です。
家の中に「屋根裏」と「床下」をつなぐ「ダクト」が通っており、この中を暖かい空気や冷たい空気がファンの力で行ったり来たりします。
夏になるとどうなるか
夏になると、ダクト上部のフタは閉じられます。
そして天井にあるフタをあけ、太陽に熱せられた屋根の空気を追い出します。
夏にクーラーを使った場合
クーラーを使った場合はどうでしょう。
天井のフタを開けて熱い空気を追い出すのは一緒です。
「クーラーで冷やされた空気」はダクトを通って家の中を循環し、家全体をまんべんなく冷やします。
冬はどうなるの?
冬は太陽光で熱せられた暖かい空気を床下から家全体へ。
暖房器具で暖められた空気も同じようにダクトを通り家全体を循環します。
もちろんファンとフタをコントロールする操作パネルはありますが、とてもシンプルな造りです。
夏の暑さ、冬の寒さを自然の力を利用してやわらげます。
「パッシブソーラーシステム」で有名な商品には、今回ご紹介した『そよ風』と『OMソーラー』があります。
参考
『そよ風』・・・環境創機株式会社
『OMソーラー』・・・OMソーラー株式会社
コメント
[…] 『パッシブソーラー』って何なの?どういう仕組なの?については次の記事でまとめました。 […]