薪ストーブでいこう！其の四拾～ヴィンテージ35、埋まらないスキマ～

長年張り付いていたガスケットを新品に履き替えサッパリすっきりしたヴィンテージ。

だらしなく空いていた扉のスキマもふさがっている様子。

これが本来の状態なんやなー・・・・ん？

んんん・・・・・？！

ま、まだうっすらスキマが開いてるやないの！

イモネジが緩んでいるのが原因？

ぐわーめんどくせーーーっ

ガスケット交換でこの件はもう「終わった」ことになってたのに。

「終了案件」BOXに入れたのに。

こういうのがヤだからノザキじゃなくて精度の高いドブレにしたはずなのに。
だのに、なぜ。

ぎゃーーストレスに押しつぶされるーーーーーたすけてーーー

それでも根性でなんとかストレスの大海を泳ぎきり歯を食いしばってググってみると以下ワードがHIT。

• ヴィンテージは扉のイモネジを定期的に締め直す必要がある
• イモネジが緩むのはヴィンテージの持病

なんやようわからんけどネジが緩んでるのが原因か？

ようわからんけどとりあえず増し締めよら！

ヴィンテージの扉ロックをはずす

これがヴィンテージのロック機構ですな。

「原因かも？」のイモネジは下図「B」。

ご覧のとおりシャイな「イモネジB」は「プレートA」に隠れんぼ。

なのでまずはBを匿っている邪魔な「A」に六角差し込み強制排除。

ズコッと六角差し込み一気呵成にグイイっと回そうとするも、これがか、カテー！

ぞっくぞくするやろ。

ビクともしねぇしなんもいえねー。

これ以上手でグイグイしていると何かがパキッとイっちゃいそうなヤな予感がどんよりどよどよ。

だ、伊達に40年も生きてきたんじゃないんだからネ！

肚を決めた僕は「オマエ・ゼッタイ・ハズズ」とこちらの後に引かない意思をイモネジに伝えるべくハンマーで怒りの一撃を加え一気にカタをつけることに。

えいっ！

ばい～～ん

跳ね返されました。

マジかー熱で焼き付いてんか？

コレって力任せにやるとネジ山潰れちゃう系？
六角だけどネジ山メーナーしちゃう系なの？

最悪扉取り外して郵送修理の「不幸せな結末」が脳内にビジュアルを結びました。

うー埒があかん！

ただただストレスを解消したい一心のみで後先考えずデカイハンマーマジ参上♪

繁盛♪工場♪あき竹城、yah!

えーいままよ！

ドリャ！

カクンッ

良かったーー回ったー。

破損なさ気なネジにもマジ安心。
デカイハンマー、マジリスペクト。

こんなおれ産んでくれた親にもマジ感謝。

あとは悪代官が手篭めにした町娘を剥いていくようにスルスルスルと部品を外します。

途中バイーンとバネがシッペをしてきますので当たらないよう気をつけましょう。

イモネジ触らないほうが吉

で、ようやっと姿を現した「イモネジB」君ですが、これもまた回らない。

締めようとしても回らない。

緩めようとしても回らない。

これは力任せにすると本当に激ヤバマジ破損しそう。

しばらくイモネジの前で佇み”はぁ”と力なくついたため息ひとつ、プレートAをゆっくり取り付けたのでした。

オサマ・ビンラディン、いや、収まりのつかない僕はそのあとしつこくいろんなネジ山に六角突っ込んで、緩んでいた扉のヒンジ部を見つけ、増し締めして、終了。

図解！ヴィンテージのイモネジが扉にスキマを作る原因

「イモネジ締めりゃあすべて解決！」

と何も考えずに作業してましたが、そもそもどう云う理由でイモネジが緩んでたらあかんのや。

かわはらさんブログ経由でみつけた「白いお家と薪ストーブ」。

そこに書いてあった同様の症状でなんとなく理由がわかりました。

つまり「B」のイモネジとプレートの正しい関係はこう。

これがイモネジが緩むとプレートを押してこんな感じになる。

押されたプレートがナナメになって開閉がおかしくなるということみたい。

で、02家ヴィンテージの該当部分を見てみると。

まっすぐやないの。

ネジ山とプレートのクリアランスも充分ある。

ん？つまりはこれで正常なんか？

もしかして”扉自体が歪んでる”なんてバッドエンドが？

相変わらずスキマが空いてるし。

・・・ん？待てよ？チョット、チョットチョット。

”クリアランスが充分”
ってことはイモネジが短いってことやろ？

なんか「イモネジが短い」不具合ってどっかで見たような・・・。

かわはらさんのブログやったかな？

頭の中で唸りを上げフル回転するPentium133mhz。

FSBオーバークロック待ったなし！

「ヴィンテージ35、閉じないトビラ 事件」

真相に一歩近づいたディテクティブ・マルツの運命や如何に！

次回いよいよ解決編！

（はやく終わらせたい）

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