前述したとおり一つのことが気になるとブリンカーをつけた競走馬がごとく前しか見えなくなる僕は、O女史にオーダメイドの玄関ドア、略して「オーダーメイドア」の見積りを依頼したあともしつこく調べていました。
スニッカルペールに「スリムドア」を発見!
「北欧 玄関ドア サイズ」「木製 玄関ドア 寸法」などで検索しまくっていると、OK-DEPOTというサイトで「木製断熱玄関ドア UENOJYUKEN スニッカルペール スリムドア パイン YD251」というドアを発見。
”す、スリムドア?スリムって、あのスリム?!”
逆上して寸法を見ると、”サイズが5cmオーバーしているので入らない”とアウトになったドアたちより小さい!
(アウトだったドア、アウト・ドアたち)
- 枠外寸法 幅990 × 高さ2080 mm
- 開口寸法 幅1000 × 高さ2100 mm
(今回見つけたドア、スリム・ドア)
- 枠外寸法:幅890×高さ2080mm
- 開口寸法:幅900×高さ2100mm
「枠外寸法」と「開口寸法」の違いがイメージ出来ませんが、高さは同じでも「枠外寸法の幅」は10cm短い!
「スリムドア」の名前に偽りなし!スレンダー!
いけるんちゃうん?いけんちゃうの?!
さっそく見積り
スリムドアのページが完全に表示される前にOK-DEPTの問い合わせページから見積依頼。
その後工藤住環境設計室のO女史に”こんなんみつけましたけど?!いけるんちゃいますのん?!”
とメール。
ソワソワ返事を待っていましたが、五分も経たずにガマンが出来なくなり思わずカッ!となって電話。
さきほど合いそうなドア見つけてメールさせて貰ったんですけども!
はいはい、確認しました
で、で、どうなんでしょう?!サイズ的に入りますか?OKですか?!
はいはい、ちょっと待って下さいね・・・。こ、これは・・・・ゴ・ゴ・ゴ、合格ぅ~~。OKです。入ります
ま・ま・ま・ま、マンモスうれPーー!
じゃあさっそく見積りとってみますね
お願いしますぅ~
ということで何とか入りそうなドアを見つけたのでした。
あーーよかった。
グッバイ・ヴェナート、10万円という価格だけは愛していたよ。
スニッカルペールとは
僕も今日まで知らなかったスニッカルペールとその玄関ドア。
どんな会社のどんなドアなのか簡単にまとめておきます。
スニッカルペール(Snickar Per)
スウェーデンで1935年に創業。
高度な木工技術によって作成されたドアは独自の構造で反りやねじれの心配のない、高い寸法安定性を誇っている。
断熱性・気密性・遮音性などの機能性はもちろん、そのデザイン性の高さ・カラーバリエーションの多さは他メーカーの追随を許さない。
世界的に有名なThomas Sandellや Jasper Morrisonといったデザイナーがデザインしたドアもあり、高品質でデザイン性の高いドア。
玄関ドアや内装ドアはもちろん、ガレージドア、サウナドアまで幅広くラインナップ。
(上野住建・S-W export より抜粋)
特に断熱性能を表す熱貫流率も「1.0W」と極めて低く(数値が低いほど暑さ/寒さを通さない)、「暖かい玄関ドア」と言えそうです。
因みに提案されていたYKKヴェナートの熱貫流率は2.33W。
「スウェーデンと日本」という冬の厳しさの違いからでしょうが、スニッカルペールのほうが圧倒的に断熱性能がいいですね。
今回僕たちの家が申請する「省エネ住宅」に合格するには、窓や玄関の熱貫流率が2.33W以下じゃないといけないそう。
見積りを依頼したのはシンプルな木製ドアですが、オフィシャルサイトに載っているドアはとてもデザインデザインしていますね。
スニッカルペールの気になるお値段は?!
サイズも見た目も性能も納得できるドアが見つかりましたが、気になるのは37万(材質パイン:税別)の定価がどのくらい安くなっているかということ。
YKKのヴェナートは定価39万程度が10万ちょいになっていました。
”さすがにそこまで安くならないかなー”
と思いながらお昼の時間になったのでお弁当にしました。
”チンッ”と鳴った電子レンジから取り出したタッパーをカパッと開けるとフタの裏にビニール袋が貼り付けられています。
”またかっ!”
ベリっと剥がして中を見るとやはりそれは見積書だったのです。
パインにするかチークにするか
今回見積りをお願いしたのは以下2種類のスリムドッカンドア。
結果、
- A.パイン:37万(税別)→22万2,480円(税・送料込み・要塗装)
- B.チーク:45万(税別)→26万5,680円(税・送料込み・塗装不要)
でした。
パインちゃんは松の木で柔らかくて軽い針葉樹。
最初は白いですが、年月を経るとどんどん「飴色」になっていくそう。
チーくんは重い広葉樹で硬く縮みもなく水につよい。船や高めの家具に使われるようです。
あとはハンドメイド・ドアの見積りが出たらみっつを並べてどれにするか決めようと思います。
一般的な日本の住宅にもこのスリムドアならサイズ的に適合しそうなので、玄関ドア検討されてる方は選択肢に加えられては如何でしょうか。